スニーク!

2003年1月18日
アリカは、ただ黙々と自分の机に向かっていた。

自分の発想を現実化するためだ。

想像が2次元化して行く作業・・いや、好きなことをする。

アリカはその空想の世界と、別の?発想?の旅路を歩んでいた。

スニークと云う空想、そしてその創造を構築するための理論・・・

まず、人の創造や空想、発想は空間と時空を通してやってくるのではないか?という発想の元開始された。

通ってくる位置や置き換える場所・・難しいことは考えないがそれは、実は別次元の?本当にあっていること?が何かを通して内的宇宙である自身に入ってくるという奇抜な発想が原点になっていた。

つまるところ、自分が書いているこの<スニーク!>は実は実際に存在するということだ。

その存在が何処の、どんな場所に在るかは知らない・・・

そんな、よくも判らない発想のなかでハニカミながら<スニーク!>という哀しい能力を持った少年の?ノンフィクション?の話を書く。

アリカは、ふと自分の眼の前にある窓をちらりと見た。まだ、小降りだが雨が降っている。

(アコは無事、帰ったかな・・)

そんな事を考えながら、窓の先にある“鉄骨のモノリス”を視認する。

悠然と、このちっぽけな田舎町にたたずむその高層マンションに成り変るはずだった建設地はくしくも1つの事故で幕間を引いていた。

あのどうする事も出来なかった最悪の事件。

・・・もう思い出すのはやめよう、アリカは強く思った。

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